裁判所データが語る離婚の真実

「離婚理由のトップは何?」家庭裁判所が公表する司法統計から、申立人が挙げた離婚理由を見てみましょう。

離婚原因ランキング(妻側の申立て)

順位理由割合(概算)
1位性格が合わない約39%
2位精神的に虐待する(モラハラ)約25%
3位生活費を渡さない約22%
4位暴力を振るう約20%
5位異性関係約15%
6位浪費する約12%
7位家庭を捨てて省みない約10%
8位飲酒約5%

※複数回答可のため合計は100%を超えます。

各理由の解説

1位:性格が合わない

最も多い理由ですが、実際は「性格」ではなくコミュニケーション不足が根本原因であることが多いです。

2位:精神的に虐待する

モラハラが2位に入っています。身体的暴力がなくても、精神的な暴力は立派な離婚理由です。

3位:生活費を渡さない

経済的DVに該当します。生活費を十分に渡さないことは、法定離婚事由の「悪意の遺棄」に当たる可能性があります。

4位:暴力を振るう

DVは法定離婚事由の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当。証拠があれば慰謝料も請求可能です。

5位:異性関係

不倫・浮気は、法定離婚事由の「不貞行為」に該当。慰謝料の相場は100〜300万円です。

法定離婚事由とは

裁判で離婚が認められるには、以下の5つの事由のいずれかが必要です。

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 強度の精神病で回復の見込みがない
  5. その他婚姻を継続し難い重大な事由

「性格の不一致」だけで離婚できる?

協議離婚(話し合い)なら理由は問いません。ただし裁判になった場合、「性格が合わない」だけでは離婚が認められないことがあります。

まとめ

離婚の理由は人それぞれですが、統計を見るとコミュニケーションの問題が根底にあることが分かります。

まだ改善の余地があるなら、まずは対話から。改善が不可能なら、適切な準備をして次のステップへ進みましょう。