面会交流とは
面会交流とは、離婚後に子どもと離れて暮らす親(非監護親)が、子どもと定期的に会うことです。子どもの健全な成長のために重要な権利であり、両方の親から愛されていると感じることは、子どもの情緒的安定に大きく影響します。
面会交流の頻度
一般的な頻度は月1〜2回です。ただし、子どもの年齢や状況に応じて柔軟に決めましょう。
| 子どもの年齢 | おすすめの頻度 | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜3歳 | 月1〜2回・短時間 | 親への不安を感じやすいため、短時間から |
| 4〜6歳 | 月2回程度 | 遊びを中心に。宿泊は子どもの様子を見ながら |
| 7〜12歳 | 月1〜2回 | 学校行事との調整が必要 |
| 13歳以上 | 子どもの意思を尊重 | 部活や友人関係を優先したい年頃 |
取り決めるべきルール
曖昧にしておくとトラブルの原因になります。具体的に取り決めましょう。
基本事項
- 頻度 — 月○回
- 曜日・時間 — 第2・第4日曜日の10時〜17時など
- 場所 — 受け渡し場所を明確に
- 連絡方法 — 日程変更時の連絡手段
- 費用 — 面会時の交通費・食費の負担
特別な場面
- 長期休暇 — 夏休みに○日間の宿泊など
- 誕生日・イベント — 子どもの誕生日やクリスマスの対応
- 急な予定変更 — 子どもの体調不良時などのルール
よくあるトラブルと対処法
相手が面会交流に応じない
まずは理由を確認しましょう。子どもの意思なのか、同居親の意思なのかで対応が変わります。
- 話し合い — まず直接または弁護士を通じて交渉
- 調停 — 家庭裁判所に面会交流調停を申し立てる
- 履行勧告 — 調停で決まっているのに応じない場合、裁判所に勧告を求める
面会時に子どもの悪口を言う
相手の親の悪口を子どもに言うことは、子どもを精神的に追い詰めます。取り決めに「相互に相手の悪口を言わない」と明記しておきましょう。
子どもが「会いたくない」と言う
子どもの気持ちを尊重しつつ、その背景を考えましょう。同居親の影響なのか、子ども自身の本当の気持ちなのか。必要に応じて家庭裁判所の調査官による調査を依頼できます。
面会交流支援機関
当事者間での受け渡しが難しい場合、面会交流支援機関を利用できます。
- FPIC(家庭問題情報センター) — 全国に支部がある公益社団法人
- 各地のNPO — 地域の面会交流支援団体
第三者が間に入ることで、親同士が直接会わずに面会交流を実施できます。