はじめに
専業主婦10年。離婚したとき、社会経験はゼロに等しい状態でした。「自分に何ができるのか」すらわからなかった私が、離婚から3年で正社員として安定した生活を送れるようになるまでの道のりを共有します。
離婚直後の状況
- 38歳、子ども2人(小学3年生と1年生)
- 職歴:結婚前に事務職3年(10年以上のブランク)
- 貯蓄:財産分与で受け取った約150万円
- 住居:実家の近くにアパートを借りた
1年目:パートで社会復帰
まずは働くことに慣れる
いきなり正社員を目指す自信がなく、まず近所のスーパーでパートを始めました。週4日、10時〜15時の勤務。月収は約8万円。
児童扶養手当と養育費を合わせて、月の収入は約17万円。ギリギリの生活でしたが、「自分でお金を稼いでいる」という感覚が自信につながりました。
資格の勉強を開始
パートをしながら、夜に登録販売者の資格の勉強を始めました。ドラッグストアでの就職を目指して選んだ資格です。
2年目:資格取得とステップアップ
登録販売者に合格
約6か月の勉強で登録販売者試験に合格。合格後すぐにドラッグストアの契約社員として就職しました。
- 勤務時間:9時〜17時(実家の母に子どもの送迎を頼んだ)
- 月収:約18万円(パート時代の2倍以上)
高等職業訓練促進給付金の存在を知る
市役所で高等職業訓練促進給付金の制度を知りました。看護師や介護福祉士の資格を取るために学校に通う場合、月10万円が支給される制度です。
「もっと安定した仕事に就きたい」と思い始めていた時期で、この制度に大きな可能性を感じました。
3年目:正社員へ
ドラッグストアで正社員登用
契約社員として1年間勤務した後、正社員に登用されました。
- 月収:約22万円(手取り約18万円)
- 社会保険完備
- 有給休暇あり
- ボーナスあり(年2回)
現在の家計
| 収入 | 月額 |
|---|---|
| 給与(手取り) | 18万円 |
| 児童扶養手当 | 3万円(一部支給) |
| 児童手当 | 2万円 |
| 養育費 | 5万円 |
| 合計 | 28万円 |
月の支出は約22万円。毎月6万円を貯蓄に回せるようになりました。
自立するために大切だったこと
1. 「完璧」を目指さない
仕事、育児、家事をすべて完璧にやろうとすると潰れます。70点で合格と自分に言い聞かせました。
2. 周囲の力を借りる
実家の母、ファミリーサポート、学童保育。一人で全部やる必要はないのだと気づけたことが大きかったです。
3. 小さなステップを積み重ねる
パート → 資格取得 → 契約社員 → 正社員と、少しずつステップアップしました。一気にゴールを目指すのではなく、目の前の一歩に集中することが大切でした。
4. 支援制度をフル活用する
児童扶養手当、ひとり親医療費助成、就学援助、マザーズハローワーク。知らなかった制度がたくさんありました。
今、思うこと
離婚直後は「10年も働いていない自分に何ができるのか」と絶望的でした。でも3年経った今、自分の力で子どもを育て、生活しているという事実は、人生最大の自信になっています。
離婚を考えている方、離婚直後で不安な方に伝えたいのは、**「最初の一歩は小さくていい」**ということです。